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パチスロの変化は規制によるもの。難しい決断が迫っている?!コラム

2015年現在、年末にはようやく5.5号機の時代がやってきます。これまでパチスロは何度も何度も規制されてきました。出玉性能を軸に様々なストップが掛かってきたのは事実です。様々な原因がありますが、メーカーやホールが提供したいギャンブル性に対し、過度な追求は止めたい警察(警察庁)のギャップを埋めるため規制をかけてきました。今回はこれまでの経緯と互いの事情をまとめてみたいと思います。

パチスロの移り変わり

3号機|裏物

この時の規制はいわゆる改造台で、発売時とは全く違う出玉性能である事が問題になり後の4号機になります。貯金モノと呼ばれ、本来成立しているBIGボーナスをストックし契機で一気に放出することによって大連荘を呼ぶ仕様が受け、ホールは鉄火場になりました。

4号機|ストック機の終焉

4号機に変わりはしたものの、メーカーは裏モノで動いていたボーナスストック方式を採用し、ST機や押し順で小役を取るAT機を開発します。この中でも問題になったのが以下の3機種です。

ミリオンゴッド アラジンA サラリーマン金太郎

全てAT機で、時速5,000枚とも言われる強烈な出玉性能が売りでした。特にアラジンはプレミアを引くと朝から閉店まで出続けて5万枚を超えるということもあり、大爆発の代名詞に。そしてミリオンゴッドはGOD揃いで約5,000枚、天国ループが続けば余裕の万枚という性能が受け、生きるか死ぬかのギャンブルになりました。サラリーマン金太郎は設定6の出玉性能がとんでもない事になっていて、座っただけで当時の初任給程度の出玉が期待できるという台でした。

しかしこの強烈な出玉性能の裏にとてつもない吸い込みがあり、1日10万負けという結果も多発しました。特にミリオンゴッドは設定不問のGOD揃いを夢見て突っ込む方が続出し、社会問題にまでなりました。

警察は後にこの3機種の撤去を指示し、その後4号機というカテゴリの廃止を決定しました。しかしパチスロ遊戯人口はむしろここから増え、大人気機種である初代「北斗の拳」、そしてストック機代表の初代「吉宗」を筆頭にギャンブル性を加速させていきました。AT機で沸騰した爆裂機ブームは、既に誰にも制御できなかったのです。

この時四号機は設置最終日まで決まっていて、警察は何度も新基準である五号機の開発を促していました。 しかしメーカーもホールも頑なに四号機を使い続け、凋落は五号機導入日から始まりました。

パチスロ5号機時代

5号機|AT機規制

そして5号機が始まり、パチスロ人口は一気に減少しました。ギャンブル性が下がった5号機に魅力を感じる人は少なく、次々とパチスロ専門店が経営難で閉店またはパチンコ店に変わりました。4号機と違い5号機は短時間の出玉規制があり、一定以上のスピードで出る機種は規制に引っ掛かり発売できなくなりました。

警察としては、ノーマル機メインだった4号機初期や3号機の裏モノ登場前に戻って欲しかったのでしょう。しかしメーカーは規制の隙間を見つけてART機を開発し、短時間規制ギリギリのラインを攻めるAT機を開発し、全く逆方向に向かい続けました。

ちなみにこの間何度も規制にかかり、世に出ない爆発機5号機の数は増え続けました。それどころか過去機種復活といわんばかりに、ミリオンゴッドシリーズを発売し出玉性能ギリギリを走り続けました。そして当然のように、警察は爆発AT機に新たに規制を掛ける流れになりました。

できるだけ数字を省いて新規性を解説すると、ART機として発売できる機種の出玉性能は「新鬼武者」がギリギリのライン。AT機に至っては最低限のコイン持ちが必要になり出玉性能は最早ART機以下のラインまで制限されました。既に発売されている機種の最大設置期間は3年間なので、どうあがいても2018年には爆発機は姿を消します。

4号機の頃は猶予期間を設けて、緩やかに5号機移行を狙ったのですが、ホールは最終日まで4号機に固執した過去があります。故に今回は規制発表から発売禁止までの期間が非常に短期間になり、爆発機時代を終わらせる強い意志を感じさせるものになっています。しかし今回も、その短期間に合わせて新機種はAT機の駆け込み発売ラッシュになりました。

5号機|AT機規制

苦境に立たされたホール

では何故メーカーとホールが頑なに姿勢を変えないのかというと、4号機時代に膨れ上がった会社規模が維持できないからです。それまでは精々小さな会社だったパチスロメーカーは、爆発4号機と共に巨大産業に膨れ上がりました。それはホールも同じで、単なる賭け遊びだったパチンコ屋は一発勝負の大博打場になってしまいました。

しかし世間はバブルは弾け消費税は上がり、余暇に使えるお金は減る一方です。あの頃の栄光はどこへやら、当時と違いギャンブル性を肯定するお客は限られました。

しかし大きくなった会社を維持するには、4号機時代レベルの収益が必要なのです。こうしてメーカーは新台をハイペースで売り続け、その新台の機械代回収のためにホールは設定を厳しくします。そんな頃、警察はイベント規制を行いパチンコ店の集客手段を一つ制限しました。これはタイミングも悪くホールとメーカーを苦境に立たせることになってしまいました。

そうして需要が出たのが、設定1でも引きで大量出玉が出る爆発機です。しかしこれはホールの需要であり、お客の需要かというと別でした。もちろん歓迎するユーザーも居ましたが、もうギリギリのホールは爆発機の比率を極端に増やしました。決断を迫られたホールは、爆発機をメインとするユーザーに焦点をあてることになるのです。結果的には緩く遊びたいユーザーには少し居心地の悪い場になったかもしれません。

パチスロ|バブルが弾ける

警察も難しい判断を迫られている

警察の言い分は昔から変わっていません。過度なギャンブル性を追求するのはイカンよ……という一点なのですが、これをホール側が素直に聞き入れるには辛い状況でした。例え昔の台に戻ったとしても、既にやめているお客は戻ってきません。そしてギャンブル性を求めている今のお客が去ってしまい、パチスロそのものが終わってしまうのです。

しかし今年中に、メーカーのギャンブル性追求時代は強制的に終わります。ここで一気に警察が規制を強化し、パチスロの歴史を終わらせることも出来なくはないでしょう。ただ多くの関係各社で働く従業員も数えきれいないほど多くなっている今、「はい!終了!明日からダメね」…とは、なかなか言えません。

この先パチスロがどうなっていくかは、現時点では誰にも分かりません。カジノに関する様々な意見や法的整備が進む現在、パチスロもまた変化を遂げるターニングポイントを迎えているのかもしれません。

娯楽産業はどうなる?

パチンコだけではなく、娯楽産業は景気に左右されます。カラオケ、ボーリング、ビリヤード、ダーツ、ゲームセンターなども昔より人気はなく、それはパチンコも同じです。もしかしたら規模縮小しかないのかもしれません。ですが、膨れ上がりすぎたパチンコ業界はそれが簡単にはできません。もう一度ブームが来るのが先か、今の売り上げに合わせた規模になるのが先かはわかりませんが、パチスロ業界は試練の時を迎えています。

ホールに通う日が終わり、全てが自宅で楽しめる時代がくるかもしれません。バーチャルの世界でパチンコ店が運営を続け、娯楽産業はすべて集約されるかもしれません。近い将来、どの様な変化を遂げるのか引き続き楽しみにしたいと思います。

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